10代か20代の頃に小説も読み、映画も観たがイマイチ嵌れなかった『ギャツビー』。
ミュージカルならもしかしたら・・・とわずかな希望を胸にチケットを取ったのだが
開幕直後から、周囲の観劇仲間の辛辣なコメントが僕のもとに数多く届いた(笑)
世紀の駄作
金返せ!
芳雄が気持ち悪い!etcetc・・・
しかし、僕には自信がありました。
世紀の駄作や金返せ案件はもう既に発生しているので(〇家の紋章)
それを超える駄作など存在しないと。
一人の女性をイノセントに愛し続け、
一縷の希望に賭け、人生の全てをささげた男の物語。
ストーリーや楽曲うんぬんではなく、そのギャツビーのような愛し方を理解出来るか出来ないか?
それが評価へ直接繋がる作品なのだと思う。
そう、これは僕の大好物である"ヤンデレミュージカル"そのものでした。
きらびやかで豪華なギャツビーの人生の中にある哀しさ、何かが物足りない切なさ。
小池演出の腕が光り、さらに日生劇場という空間もまさにマッチしているように感じた。
日生劇場は隣の東京宝塚劇場や帝国劇場とは違い
豪華な出で立ちの中に何か哀愁を感じるのは僕だけ?
小池演出の確立した世界観とB'wayの新星リチャード・オベラッカーが生み出したミュージカルの王道をいく安定したミュージカルナンバーにより、日本オリジナルの新作ミュージカルとは思えないほど落ち着いて観る事が出来る作品でした。
ハイライト・ライヴ録音CDも2017年11月に発売されるようです。
お持ち帰りソングは1曲もなかったけど、もう一度あの世界感に浸りたい気もするのでちょっと欲しいなぁ~
お持ち帰りソングは1曲もなかったけど、もう一度あの世界感に浸りたい気もするのでちょっと欲しいなぁ~
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