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ミュージカル『アダムス・ファミリー』

映画でお馴染みの風変わりな一家がミュージカルとして帰ってきた。 2014 年に日本で初演され、 3 年の時を経て KAAT 神奈川芸術劇場で再演の幕を開け、大阪・富山と上演は続く。 『ジャージーボーイズ』のマーシャル・ブリックマン&リック・エリスの脚本、『ビッグフィッシュ』のアンドリュー・リッパ作曲によりオリジナルストーリーを引っさげ、アダムスファミリーの面々が大暴れする楽しい一作だ。 セントラルパークのど真ん中にそびえ立つ不気味な屋敷に住むアダムス一家。残酷なことや気持ちが悪いものが大好きな一家は、今日もお墓のご先祖を呼び出して親族大集合。 そんなある日、娘のウェンズデー(昆夏美)はボーイフレンドのルーカス(村井良大)とその両親を晩餐に招待し、結婚の意思をみんなに伝えようとするのだが母モーティシア(筆者が見たのは壮一帆)が台無しにするのではと不安で父ゴメス(橋本さとし)に相談をする。 一方、虐待されるのが大好きな弟のパグスリー(庄司ゆらの)はウェンズデーがお嫁に行ってしまったら、もう虐めて貰えなくなると悲しさが溢れ、なんとか 2 人を別れさせようとおばあちゃん(梅沢昌代)の知恵を借りようと企む。 そうこうしているうちに、ルーカスたちがお屋敷にやってきた。一風変わったアダムス一家とルーカスの両親は上手くやっていけるのか?パグスリーの企みは?ウェンズデーとルーカスの恋の行方やいかに … ! オープニングはもちろんあのテーマソングから始まり、劇中歌も名曲揃いだ。フェスターおじさん(今井清隆)が月に恋をして想いを寄せて歌う♪ The Moon and Me はとても文学的に心酔わされ、娘が愛する人を見つけたことへ父ゴメスが複雑な気持ちを歌い上げる♪ Happy/Sad は思わずうなずいてしまったりと、キラリと輝く楽曲の数々に胸を打たれる。 映画のイメージそのままのコメディタッチで描かれるストーリーだが、耳を傾けていると端々に毎日を過ごしていくための小さなヒントとも言える素敵なセリフや歌詞が散りばめられている " 人生賛歌 " のミュージカル! KAAT 神奈川芸術劇場にて 11 月 12 日まで 以下コピペ情報 ブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』 台本◇